垂水 浩幸
#ヒューマンインタフェース #京大マイコンクラブ #SpaceTag
垂水 浩幸(たるみ ひろゆき)は未踏クリエータ。
テーマ "携帯電話版SpaceTagの試作:モバイル仮想環境への第一歩" で2000年未踏に採択された。PMは西岡 郁夫。
https://gyazo.com/4e1366e92fd97e8fb193bbf28eab2a3b
未踏事業採択
2000年未踏
テーマ: 携帯電話版SpaceTagの試作:モバイル仮想環境への第一歩
PM: 西岡 郁夫
経歴
京都大学 工学部 情報工学科
1979年4月~1983年3月(卒業)
京都大学大学院 工学研究科 情報工学専攻
修士課程 1983年4月~1985年3月(修了)
博士後期課程 1985年4月~1988年3月(修了)
日本電気株式会社
1988年4月(入社)
ソフトウェア生産技術開発本部 研究員 1988年4月時点
関西C&C研究所
研究員 1990年12月 時点
研究主任 1991年7月 時点
研究専門課長 1996年7月 時点
京都大学大学院 工学研究科 助教授
1997年4月 時点
京都大学大学院 情報学研究科 助教授
1998年4月(大学院新設により) 時点
東京工業大学 フロンティア創造共同研究センター 助教授 併任
1999年12月~2002年3月
香川大学 工学部 信頼性情報システム工学科 教授
2001年4月 時点
株式会社スペースタグ(前:有限会社スペースタグ)を香川県高松市に設立(出資)
2001年11月
株式会社スペースタグ 取締役
2002年3月~2009年(退社、会社清算)
香川大学 学長特別補佐
2009年10月 時点
香川大学 工学部 副学部長
2011年10月 時点
香川大学 評議員・学長特別補佐
2013年10月~2015年9月
香川大学 工学部 副学部長
2015年10年~2018年2月 時点
香川大学名誉教授(創造工学部退職)2025年8月時点
https://x.com/tarumi
受賞歴
1990年
情報処理学会創立30周年記念論文賞入選
ユーザインタフェース構築環境「鼎」に関する研究
情報処理学会第39回全国大会学術奨励賞
ユーザインタフェース構築環境「鼎」に関する研究(特に効果の評価について)
1998年
情報処理学会坂井記念特別賞
ワークフローの動的制御に関する研究
2001年
情報情理学会 山下記念研究賞
時空間限定型オブジェクトシステムSpaceTagに関する研究
2003年
情報処理学会学会活動貢献賞
論文査読等の貢献に対する表彰
活動
京大マイコンクラブ 1979年~1984年
パーソナルコンピュータ黎明期に、在籍していた京都大学の仲間と共に創造的活動に注力
パソコンのローカルエリアネットワーク「PLANET」(関連外部リンクを後述)や、シンセサイザーの自動演奏などを行った
PLANETについての記録:「Yoのけそうぶみ」と「ASCII」 - LangEdge Weblog(外部リンク)
本人による京大マイコンクラブでの活動記録:博物館#KMC(外部リンク)
ケータイムトラベラー 2007年~2008年頃 (共同開発者: 楠 房子)
過去の災害の様子を、携帯電話(当時auのガラケーにだけ搭載されていたGPS機能の活用)によって現地で観察できるシステムを作成。中学生に対して同システムを用いた実践授業を行い、その教育効果を検証した
参考: 情報学広場:情報処理学会電子図書館(外部リンク)
第1回高松メディアアート祭 2015年12月18~27日 実行委員長
参考 同イベントにてゼネラルディレクター・キュレーターを務めた宇川直宏へのインタビュー記事: 宇川直宏が探究する「メディアアートの紀元前」とはなにか? - インタビュー : CINRA.NET(外部リンク)
事業
株式会社スペースタグ 1999-2009 (共同創業者: 増沢 浩一)
位置・時間を限定して情報にアクセスできる仕組みを一般化した構想「SpaceTag」を事業化
2000年未踏に採択された
講演
第30回プログラミングシンポジウム「Xウィンドゥ上のマルチメディアユーザインタフェース構築環境: 鼎」 1989-01-10
人物
(以下、明記のないものの情報源は2015年インタビュー)
コンピュータとの出会いは小学生低学年の頃で、開業医で新しい物好きだった祖父の家にあった電卓である。当時の電卓はまだ珍しいもので、祖父の家に遊びに行くたびに足し算や掛け算を繰り返して遊んでいた
プログラミングを始めたきっかけは1975年頃のNHK コンピューター講座。中学3年生頃の当時は新聞で『コンピューター』という文字を見つけては読み、TV番組欄で見つけた番組は必ず見ていた
情報系への進学は高校時代に決めていた。コンピューターに関わらない進路は選択肢にもなかった
院生時代を含めて9年間を大学で過ごしたのち、研究者という道を考えたが助手のポストがなく、「現状を変えたい」という思いから「一度民間企業で修行しよう」と日本電気株式会社に就職した
将来について聞かれた際には、「地域の人材育成などをしていきたい。以前は学生・若者に対して『どんどん起業を』と思っていたが、。今の学生・若者はリスクを取りたがらない傾向もあり、一人ひとりに合った育成の大切さを実感している」と語っている
起業することについて聞かれた際には、「プラス面・マイナス面が沢山ありすぎて簡単には語り切れない。自分自身、一度起業をしたがうまくいかず、社会の厳しさを知った。技術だけではダメで、市場を読む力が大切だ」と語っている
趣味は音楽や語学、将棋観戦
外部リンク
Hiroyuki Tarumi
垂水 浩幸(@tarumi)さん | Twitter